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妻が仕事を辞める決断をしました。
夫婦間でもそれなりに話しましたが、決めるのは本人。この決断に至るまで、相当苦悩したと思います。 これまで築いてきたキャリア、友人関係、社会的ステータス、これから得られるであろう経験、収入などなど、そのほとんどを捨てることになりますから。一度辞めれば二度と戻れないですし。
私は保守的な考えの人間で、結婚する前は「子供ができたら妻は仕事を辞めて子育てに専念してほしい」と思っていました。しかし、いざ現実を目の前にすると、妻の考え、人間としての成長、収入面、社会情勢など、「辞めるのはもったいない」という気持ちが芽生えてました。妻が勤める会社は、世間では超一流と呼ばれるところで、待遇は私から見ても非常に良い。また、会社がもたらす友好関係も人生のためになる。だから復帰にもOKしました。今でも「もったいない」という気持ちはあります。
一方で、子供を育てながらのこの生活は非常に大変。両方それなりに多忙で、しかも離れて暮らしてるんで、家族での時間ってのが非常に少なくなってました。それがもたらす問題もいろいろありました。妻自身も子供に会える(育てられる)時間が少なくて、ストレスになってたようです。また、もう一人子供が欲しい、となっても、今の状況じゃ非常に厳しい。家族の絆が成熟してないときに夫婦子供が離れて暮らすってのは並大抵のことじゃないって実感しました。一緒に暮らせる状況であれば、もう少し違ったかもしれませんが。
結局いろんなことを考えた結果の、辞める、という結論。私にはまだ複雑な気持ちもあるんですが、妻はもう迷っていないよう。 人生、二兎は追えんな、って、最近よく思います。子供が成長するこの時期、家族で過ごす時間が一番大事なんですよね、多分。死ぬ前に人生を振り返ったとき、そう思うような気がします。(うちは私一人の収入でやって行けるからこういう選択ができたんですけど)
この2年ちょっとで私の経験から思ったこと。世の女性の社会復帰のために重要な要素は、 @認可保育所をもっと拡充すること A会社側が育休制度を確実に実施すること の2つ。@は言わずもがな。これがないと働けません。認可であることが重要。認可じゃないと、働いても稼ぎを保育所代に全部持ってかれるとか、悲惨なことになります。悲惨なことになった人をたくさん見ました。Aについては「制度はあってもその通り使えない」状況が多くあるように思ったから上げました。保育所が終わる時間に仕事が終わらない、とか、子供が急に病気になっても仕事を休めない、とか、そういう状況があるともうシャレになりません。ウチがそうでした。育休3年なんて(特に収入を欲する人には)完全に的外れであって、大事なのは早く社会復帰でき、その後子育てと仕事を両立できる環境の確立なんです。 さらに、第二子のために、 B会社側が配属先を柔軟に選択させてくれること も大事かなぁと。これは限られた人たちのことでしょうが。。。
ま、私も会社側寄りの人間なんで、会社は慈善事業じゃないよって思うこともあるんですけど、これくらいしないと女性の社会復帰は難しいんじゃないかな。特に高度知的労働でがっつり働かないといけない人なんかは。ましてや出生率の上昇なんてあり得ない。国民全体の意識を変えていかないといけないように思います。日本、滅びますよ。
5年後くらいに、一度辞めた会社に復帰しやすい制度が実現されてればなぁ、って思います。
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