4年前、「世界で一番強い3歳馬は日本にいる」と海外のマスコミに言わしめるほどの馬がいた。彼が、後にジャパンカップで日本競馬史に輝く金字塔を打ち立てていた覇王を打ち負かす馬・ジャングルポケットと、後にジャパンカップダートで世界最強の外国馬を遥か後方に置き去りにしてしまう馬・クロフネを、その最高の瞬発力と光速の末脚で子供のように扱ったレースは、今も鮮明に覚えている。4コーナー、河内の反応に瞬時に応え、当時既にレコードを連発し、史上最強世代と呼ばれる一因を作っていたクロフネとジャングルポケットを置き去りにしたあのシーンは、鳥肌などというものではなかった。心の底から震え上がるような興奮とうれしさがあった。残念ながら彼の競走馬生活は、その4ヵ月後の無敗での皐月賞の勝利の後、屈腱炎の発症とともに未完成で終わってしまう。彼の名はアグネスタキオン。
あのころの競馬は本当に楽しかった。タキオンを打ち負かす馬など存在するのだろうか。タキオンはどんな未来を見せてくれるのか。三冠にとどまらない。ブリーダズカップ制覇だって夢ではない。当時、多くの競馬ファンはそう思っていた。もちろん、私もその一人だ。
そんな出来事があるたびに競馬のおもしろさを改めて知る。そして、毎年そんな興奮を探してしまう。競馬のおもしろさのひとつは、間違いなくここにある。残念ながら、あれから4年、あれほどの興奮を感じたことはない。タキオンの影は、デビューしてくる新馬に重ねては消えていった。
今日もある期待の新馬がデビューした。名はディープインパクト。兄にブラックタイド、姉にレディプロンドという超良血馬。
ブラックタイドは、昨年のクラシックの本命と見られていた。デビュー前からの評判は相当で、必ずG1をとる器だと。事実、ブラックタイドの馬体は素晴らしく、デビュー戦を見た私は衝撃を受けた。タキオンを重ねながら。しかし彼は、その秘めた能力を発揮することなく、屈腱炎を発症してしまった。
ディープインパクトは兄以上の素質があるという。期待に胸を膨らませ、彼のデビュー戦を見た。


期待はきっちり興奮へと変わった。評判に違わぬ強さだった。特にエンジンがかかってからの伸びが凄まじく、上がりが出にくい阪神で33.4。これはまさにタキオンのデビュー戦級のインパクトである。スローな流れだったこともあり、価値時計こそ2.03.8だが、上がりのラップが11.4 - 10.8 - 11.2と、10秒台を叩き出していることが驚愕である。確かにかなりの素質を持っているのだろう。レース振りも子供じみておらず、きっちり走っていた。
だが、いい面ばかりではない。馬体は兄のほうがしなやかで、馬体から受ける印象だけでは距離は2000mあたりがベストだと感じるし、兄のようにエンジンのかかりが若干遅いように感じる。ただ、血統的にも年齢的にもまだまだ延びる余地があり、今後の活躍が非常に楽しみである。この馬が本当にタキオン級に強いかどうかは次走を見て見なくてはなんともいえないが、いずれにせよ、来年のクラシックはこの馬で、と誓った日となった。秋になってから忘れていた競馬のおもしろさを、思い出せたような気がした。
ってな感じで、コラムっぽく書いて見ました。今日はなんか、ほんと競馬が楽しかったです。昨日寝る前にJRAのWebページで出馬表確認しておいてよかった。そして、新馬戦なんかもういいやという気持ちに負けずに早起きして競馬場に行ってよかった。気持ちが前向きだと馬券もいい感じだし♪今日は曇りだったけど、なんか写真もやっと新たなレンズに求めていたものに少し近づいた写真が撮れたし。ほんの数枚ですが。例えばこれとか。
エアセレソンさらにこんなこともあったし↓

ちちんぷいぷいの撮影。角さんって背低いんだな。これはいつ放送されるんだろうか。みんなパドックに夢中で全然気づいてないし。私もちゃっかり映ってます。
今日撮った写真はこちらでどうぞ。
新馬戦とか阪神牝馬Sさて、来週は今年最終週。土曜日はたんぱ杯に行って、日曜日は家で有馬記念だ!