最近疲れが溜まってる気が。
有馬記念観戦記第3話です。
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・引退式前
引退式はどうしてもディープやその関係者の近くで見たかったので、有馬記念終了後に場所を求めて移動。幸運にもターフビジョンの前あたりのスタンドにスペースを発見し確保。中山10Rや阪神12Rがあったはずだけど、ほとんど覚えていない。
・引退式
とうとうそのときがやってきた。競走馬・ディープインパクトとの別れのとき。


スポットライトに照らされ、暗闇の中から武豊を背に入場してくるディープ。ファンから発せられる「ディープ!」「ありがとう!」の声。
スタンド前の本馬場をゴール前から4コーナーのところまでゆっくり歩いて往復し、最後の雄姿を見せてくれるディープインパクト。ファンの声に手を振る武豊。
ああ、もう終わりなんだと思うと、自然と目頭が熱くなってきた。このとき、私の隣にいた競馬初心者の友人も泣いてたような気がする。これぞディープマジック。
目の前を、池江調教助手と市川厩務員に引かれて歩くディープインパクト。程なくしてターフビジョンにディープの歴史を振り返るVTRが流れる。武豊がレースの映像を見ながらそのときの気持ちを振り返る。
そうそう、あのレースは・・・。あの時はすごかったんだよなぁ。そんなことを考えてたら、もう抑えられなかった。
今全てが終わって振り返ってみると、私にとって一番良かったレースは菊花賞だったんだと思う。私にとって初めての無敗の三冠の馬誕生を目撃できたことや、それを見るための様々なプロセスが印象的なのはもちろんだけど、最も心に残っているのは競馬場の雰囲気。みながディープの勝ちを望み、一つになってディープを応援してた。あんな雰囲気は、本当にもう二度と味わえないものだと思う。一競馬ファンとして、あの菊花賞を生で見られたことは、何物にも変えがたい、本当に幸せな経験。
だからこそ、菊花賞を私と一緒に見た友人ともこの引退式を一緒に見たかったなぁ。そんなことを思いながらターフビジョンを眺めてた。
ターフビジョンの映像が流れ終わり、池江調教師、武豊、金子オーナーの挨拶。
武豊が一言だけ、
「ディープは最強馬です!」
って言ったのが非常に印象的。胸が震えた。
そしてディープインパクトの退場。別れを惜しむファンの声と共に、競馬場に流れた曲。
「あなたに会えて 本当に良かった うれしくて うれしくて 言葉にできない」
それがまさにファンの気持ちそのものだったんじゃないだろうか。
「ありがとう。」
ずっと言いたかった言葉を、私は、池江調教師のあさつのとき、ディープインパクトが本馬場から去るときの2回叫んだ。最初は関係者への感謝の言葉。最後はディープインパクトへの感謝の言葉。
本当に感謝しています。ありがとう。お疲れ様。ディープインパクトとのひとつひとつのレースが、私の宝物です。
つづく、ような気がする。
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日の当たる坂道を上るその前に またどこかで会えるといいな
そのときは笑って 虹のかなたへ放つのさ